2019年12月14日(土曜日)19:30~20:15は、ブラタモリ#151「姫路城~姫路城で江戸城のロケをするのはあり!?」です。
日本初の世界文化遺産「姫路城」は数多くの時代劇のロケ地にもなっているが、いつも江戸城として登場してばかり!?その理由をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす!
姫路城は国宝で世界初ユネスコの世界遺産です。
400年前の姿をそのまま残す日本の代表的お城になっています。
姫路城を訪れる観光客は、年間160万人!
その姫路城に入城する前に、タモリさんたちは飼い主と散歩をしている犬発見!
なぜか棒を口にくわえています。
お気に入りの棒を、毎日お城から1本持って帰る「棒コレクター」の犬さん。
タモリさんたちにも自慢げに見せていました。
その可愛さにタモリさんもメロメロ。可愛いと思った視聴者も少なくないはず!
木の枝をコレクションしてる犬さんにテンション上がるタモリさん😊#ブラタモリ #姫路城 pic.twitter.com/VNF6GxQxoy
— ァォィ (@AoyM55) December 14, 2019
今回の案内人は、奈良大学・城郭考古学の千田義博さんです。
千田さんは日本全国の城を研究しており、姫路城は千田さんが研究者の道を目指すきっかけになったお城なのだそう。
姫路城は、姫路城としてよりも江戸城として時代劇のロケに使われることが圧倒的に多く、「暴れん坊将軍」「水戸黄門」「大奥」「忠心蔵」など多くの番組で江戸城として登場しています。
テレ朝、使い過ぎw#ブラタモリ #NHK pic.twitter.com/u1FGOqtKEU
— 偽ミカワ人 (@nise_3kawan) December 14, 2019
千田さんいわく、姫路城は江戸城として撮影するのにふさわしいお城だったりするのだとか。
タモリさんは、「どうしてここに、こんなにデカイお城が必要だったのか?」と言っていました。
現在の姫路城を建てたのは、池田輝政。
池田輝政の肖像画を見たタモリさんは、自分の友達に似ているとのこと。(笑)
池田輝政は、徳川家康に仕えた人で、家康の次女・督姫は池田輝政の継室になります。
1601年(慶長6年)築城開始から1609年(慶長14年)の8年をかけて姫路城を建てました。
今回は、ブラタモリ#151「姫路城~姫路城で江戸城のロケをするのはあり!?」でタモリさんたちが訪れた場所や姫路城についての話をまとめました。
姫路城へのアクセスや入城料金
- 姫路駅北口から神姫バス乗車「大手門前」下車徒歩5分 JR姫路駅
- 山陽姫路駅から徒歩20分。
住所:〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
開城時間:9:00~16:00(閉門17:00)
※夏季時間(4月27日から8月31日)は9:00~17:00まで(閉門18:00)
休城日:12月29日・30日
姫路城への入城料金
姫路城の入城料金
大人(18歳~) | 1,000円 |
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小人(小中高生) | 300円 |
大人(30人~) | 800円 |
小人(30人~) | 240円 |
姫路城・好古園(共通券)の入城料金
大人(18歳~) | 1,000円 |
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小人(小中高生) | 300円 |
大人(30人~) | 800円 |
小人(30人~) | 240円 |
【ブラタモリ】姫路城で一番有名な場所「将軍坂」
タモリさんたちは、案内人の千田さんとともに姫路城で一番有名な場所「将軍坂」を目指します。
菱(ひし)の門で狭間(弓矢や鉄砲で攻撃するための仕掛け)を通り抜け、タモリさんたちがやってきたのは「暴れん坊将軍」のロケでも有名な、通称「将軍坂」へ。
江戸城で上様がよくお通りになる、将軍坂。
あれれ?ここはどこ?姫路城?
駅の案内所で「ブラタモリ ひめじロケ地めぐりマップ」というのも貰って、テンションあがるぜ!
千田嘉博先生の写真とコメントも入ってるよ。 pic.twitter.com/3BHhwQNjqe— ゆずこ (@yuzuko244) January 5, 2020
暴れん坊な将軍ねぇ〈違w〉#ブラタモリ #NHK pic.twitter.com/oItD1fykoV
— 偽ミカワ人 (@nise_3kawan) December 14, 2019
【ブラタモリ】姫路城が白い理由
タモリさんたちは大奥のロケによく使われる「西の丸」へ。
そこから姫路城の天守を眺めます。
姫路城は「白鷺が羽を広げたように美しい」という意味を持つ「白鷺城(しらさぎじょう)」という別名があります。
その「白鷺城」が姫路城のすごさを知る手掛かりのひとつになるそうです。
姫路城が作られていた下の当時のお城(松本城・熊本城・豊臣大阪城・安土城)は、全体的に黒っぽい色をしています。
それは板などを漆塗りの黒で仕上げるのが一般的だったからです。
ほー#ブラタモリ pic.twitter.com/KSxnU3ns4k
— トロンバ (@S93sVgn) December 14, 2019
なので当時、姫路城は画期的な城だったのだそう。
白いお城のメリット 漆喰で固められたお城は、耐火性に優れていた。
漆喰のおかげで太平洋戦争で空襲にあったときも焼けずに残った。
白いお城のデメリット 漆喰は、石灰に海藻やスサなどを混ぜて作り、1Kgの漆喰でわずか20㎠しか塗れない。漆喰の材料確保が困難で大量に使うためコストや手間がかかる。
輝政が「白」にこだわった理由を知るために、「二の丸」へ。
タモリさんは石垣が、戦国時代によく見られる自然石をそのまま積み上げた「野面積み」になっていることに気づきます。
それは池田輝政が姫路城を作る前に、豊臣秀吉が同じ場所にお城を作っていたからでした。
徳川家康が建てた江戸城も「白」だったと言われており、江戸城と同じ時期に建てられた姫路城も同じ意図で作られていたのではないかと考えられています。
池田輝政が姫路城をわざわざ「白」にしたのは、徳川家康の時代だということを人々に印象付けるためでした。
秀吉の美的センス批判するタモさん!w〈コレコレw〉#ブラタモリ #NHK pic.twitter.com/F8T7uBvOVX
— 偽ミカワ人 (@nise_3kawan) December 14, 2019
【ブラタモリ】姫路城は最強の守備力を誇る?
タモリさんたちは、1枚~2枚で有名なお菊の怪談話「播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)」の井戸を通って、天守へ。
播州皿屋敷お菊井戸!#ブラタモリ #姫路城 #播州皿屋敷 #お菊井戸 pic.twitter.com/D6lkmHqFhK
— Taku (@TemmaRyono) December 14, 2019
外から見上げると、大きい天守のそばに小さい天守がそびえている。
それが江戸城との関係を知る重要な手掛かりに
天守の構造を知るために、特別に非公開ゾーンへ。
未公開ゾーン#ブラタモリ pic.twitter.com/0wMT0DfiXl
— トロンバ (@S93sVgn) December 14, 2019
大天守と小天守は、渡りやぐらでつながっている「連立式天守」になっています。
それは最強の守備力を誇りました。
姫路城は、江戸城と同じ構造をしていました。
「白」・「連立式天守」と共通点を持つ姫路城は、江戸城とそっくりだったのです。
【ブラタモリ】姫路城は江戸城とそっくり?飾磨の町を探る
姫路城から南へ5Kmの飾磨という港町へ。
当時の絵図を見ると、飾磨から姫路城まで水路があり、飾磨が姫路城の海の玄関口だったことがわかります。
また飾磨には大きな島やL字型の堀がありました。
島の大きさは、南北400mも!
その島は池田輝政の指示で作られた人工島で、L字型の堀は池田輝政が乗る船のドックでした。
何のため?#ブラタモリ #NHK pic.twitter.com/38OIHQlLff
— 偽ミカワ人 (@nise_3kawan) December 14, 2019
これは池田輝政の水軍基地と考えられ、瀬戸内海を抑えるための水軍も組織していた。
瀬戸内海の海運をコントロールするのが目的だった。
L字型の堀は現在埋め立てられ工場になっていますが、一部が残っておりタモリさんたちは特別に工場の敷地に入り見学することが出来ました。
工場の奥の水路だった場所は、当時は30mの大きさの堀があったとされています。
天守閣を乗せたような大きい船が出入りしてたと考えられています。
徳川家康は豊臣家を滅ぼすために大坂の陣を画策していて、毛利元就などの豊臣家のゆかりの大名たちの援軍が脅威と考えていました。
それで池田輝政に、これら脅威を阻止する役割を命じていたため飾磨に水軍基地を建てた。
また徳川家康は江戸城の建設を、全国の大名に「江戸城の天下普請」で手伝わせているため、大名たちは江戸城がどんなものかを覚えてたはず。
そのためそっくりに作られた姫路城は、戦意喪失させる目的があったと考えられています。
「江戸城の天下普請」
全国の諸大名は、家康の命令で江戸城を作らされた。
姫路には水軍の船渠があったのか!#ブラタモリ pic.twitter.com/8qEUVZYFNq
— 銀雲 (@WineRed2840) December 14, 2019
姫路城は西の江戸城の役割があったので、家康も「江戸城じゃないのに姫路城でロケしてる!」と怒っているというよりは、「しめしめ」と思っているのではないか、ということでした。
姫路城を江戸城としてロケすることは令和まで家康の思惑通り? #nhk #ブラタモリ
— k-ace (@k_ace_r) December 14, 2019
【ブラタモリ】堀に隠された江戸城と姫路城の関係は
今度は「江戸城が姫路城を真似したのではないか?」というところがわかる場所があるというので、再び姫路城へ向かいます。
タモリさんたちは和船へ乗りました。
立派な石垣が並ぶ中、木が生い茂っているところがありました。
江戸時代の堀は、堀と石垣がセットなので、秀吉の時代の堀が残っていると考えられています。
途中、堀が行きとまっているところがあり、これも江戸城との関係を知る手掛かりになります。
その理由を船を降りて調べてみることに。
神社がたっている裏側に石垣があり、そこにまた堀がありました。
蚊取り線香のような「の」の字型の堀になっていて、江戸城も同じ構造をしています。
これは、敵が攻めてきたときに正面だけでなく側面に回って挟み撃ちのような攻撃するのに適していたからです。
家康が、姫路城で採用されていた「らせん状の堀」を江戸城でも採用したことで、城下町を人口の増加に合わせて巨大化していくことが可能になりました。
タモリさんの結論は「どんどんロケしてください!」でした。(笑)
姫路の和船乗船体験
姫路城の内堀をめぐる、和船の乗船体験です。
乗船のりば:姫路城武者溜り(内堀南側)
受付:当日現地での予約のみ。電話による事前予約はできません。
所要時間約30分費用
乗船料:大人1000円、小人(小学生)500円
3歳未満のお子様は無料 *ただし条件あり。
実施日時:【2019年の運行予定】2019年の運航は12/8で終了しています。
姫路も堀遊覧船あったんや #NHK #ブラタモリ pic.twitter.com/AmwvCIg80e
— a_Cyg (@a_Cyg) December 14, 2019
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。