小さな国と言えば「バチカン市国」を思い出す方も多いと思います。
「サンマリノ共和国」も「バチカン市国」と同じく、周りをイタリアに囲まれた世界で5番目に小さい国家です。
国土の大きさは青森県の十和田湖、東京都世田谷区とほぼ同じ大きさの国土に、約3.3万人が住んでいます。
人々はイタリア語を話し、現存する世界最古の共和国です。
そのサンマリノ共和国に、日本に認定されたサンマリノ神社があります。
なぜ、そんなヨーロッパの小さな国家に日本の神社があるのか不思議ですよね?
そこでサンマリノ共和国にあるサンマリノ神社や日本との関係について調べてみました。
サンマリノ神社とは
サンマリノ神社は、2014年6月に建立され、神社本庁が承認したヨーロッパ初の神社です。
サンマリノ神社には、天照皇大神が祭られています。
このサンマリノ神社は、世界最古の君主国である日本と世界最古の共和国である2ヶ国の友好のシンボルとして、また2011年に発災した東日本大震災の犠牲になった人々を追悼する目的で建てられました。
アドリア海を臨む山の広大な葡萄畑の中にあります。
神社本庁とは、伊勢神宮を本宗とする日本各地の神社を包括する宗教法人である。
出典:wikipedia
サンマリノ神社では、2016年から「サンマリノ・ニッポ祭り」も開催されており、ツアーもあるそうです。
こちらは2019年サンマリノ神社ニッポン祭りのツアーの案内です。(祭りはすでに終了しています。)
来年も開催されるのでしょうか。ぜひ行ってみたいですね。
サンマリノ神社への行き方
サンマリノ神社の前に、まずサンマリノ共和国への行き方ですが、小さな国で周りをイタリアに囲まれている内陸国なのでイタリアを経由して行く以外に方法はありません。
最寄りのイタリアの街は「リミニ」になります。
日本からイタリア・リミニまでの直行便もないので、ローマやミラノを経由します。
そこからさらにボローニャまで移動し、ボローニャからリミニまでトレニタリア鉄道を利用しての移動です。
なかなかの長旅になりそう!!
リミニ駅前の広場からサンマリノ共和国まではバスも出ており、リミニ駅からサンマリノ共和国の中心地まで渋滞なしで約50分から1時間です。
サンマリノ神社は、セラヴィッレとドマーニャの境目にあります。(住所はセラヴィッレになってます。)
旧市街地から車で約20分のところにあります。
日本との関係は?
日本とサンマリノ共和国の両国間で、友好関係が築かれたのは比較的最近のこと。
しかし両国とも長い歴史をもっており、どちらも長寿国家なのです。
サンマリノ共和国は日本であまりなじみがありませんが、日本サンマリノ友交協会もありこの協会の発案によってサンマリノ神社が創建されました。
日本サンマリノ友好協会などによる文化事業も日本サンマリノ共和国の両国で随時開催しているのだそう。
アルフィーの高見沢がサンマリノ共和国でナイトになっていた!!
THE ALFEE 高見沢俊彦、“王子”から“騎士”へ サンマリノ共和国より初コンサート熱烈オファーも https://t.co/r9UOjCOZLs pic.twitter.com/05XhNuRAWw
— Real Sound(リアルサウンド) (@realsoundjp) March 4, 2019
2019年3月にTHE ALFEEの高見沢俊彦さんが、サンマリノ共和国より芸術文化などの分野で広く貢献した人物に贈られる「聖アガタ騎士団のナイト」の勲章を与えられました。
高見沢さんが、サンマリノ共和国の持つ平和主義に大きな魅力を感じ、同国の人たちと交流を重ねたことが今回の叙勲につながったそうです。
またサンマリノ共和国には、高見沢さんのためのワイン用ぶどう畑もあり、高見沢さんブランドのサンマリノワイン「白騎士」も発売されているそうです!!
最後まで読んで頂きありがとうございます。